はじめに
パーソルキャリアについて企業分析をしたい…
新卒のエンジニアはどれくらいスキルが必要?
好評をいただいている企業分析シリーズ。
今まではメガベンチャーと呼ばれる企業を多く紹介していましたが、今後は幅広い会社を紹介していきます!
今回は、人材業界で人気のパーソルキャリアについて分析していきます。
新卒でエンジニアとして入社するために必要なスキルなど、就職活動で気になることも解説します!
企業分析
基本情報
1989年に創業された株式会社インテリジェンスが商標を変更して、いまのパーソルキャリア株式会社になりました。
パーソルという名前のつく会社は他にもあり(パーソルテンプスタッフなど)、パーソルホールディングスと呼ばれるグループを形成しています。
今回は、dodaを持ち多くの利益を生み出しているパーソルキャリアについてしぼって解説していきます。
IR情報
こちらのページから、IR情報をチェックすることができます。
IR情報とは、主に投資家向けに発表されている情報ですが、誰でも閲覧することができます。
決算情報や、中長期の経営計画なども見ることができます。
一度目を通してみると良いかも知れません。
事業に関して
パーソルキャリアの事業は、主にdodaを軸にしたものになっています。
dodaは、誕生から30年以上経ち、累計の登録者数が600万人を超える一大事業となっています。
dodaの中でも、新卒向けのdodaキャンパスや中途採用向けのdoda人材紹介など、細分化されています。
企業ミッション
パーソルキャリアの企業ミッションは、以下です。
人々に「はたらく」を自分のものにする力を
人材業界ならではのミッションと言えますね。
こちらから、ミッションを掲げる理由や込められた思いを確認することができます。
ESを書く際や、面接前に読んでおくことで、企業に共感する部分をより鮮明に伝えることができるでしょう。
筆者の思うパーソルキャリア
ここまでで、パーソルキャリアの基本情報をご紹介してきました。
ここからは、筆者がパーソルキャリアをどのように捉えているかをご紹介します。
あくまで個人の感想ですので、参考程度にお読みください。
企業全体として
すでに紹介しましたが、パーソルキャリアの主な事業はdodaであり、とても安定した収益をあげています。
日本社会において終身雇用が終わりつつある世の中で、転職市場は今後も拡大し続けると考えています。
そのため、dodaによって企業の将来性はある程度安心できると言えます。
また、海外にも支店を持ち、海外展開にも積極的なので、海外にも興味があるという学生さんにもおすすめです。
社員のイメージ
パーソルキャリアで働く方は、とても温厚な方が多いという印象を持っています。
面接やイベントなどで複数の社員さんと話す機会がありましたが、興味を持って話を聞いてくださり、親身になってくれる方が多いです。
言い換えると、パーソルキャリアは、「人」にしっかりと興味を持っている方が多いとも言えます。
人材業界に特化している会社ということもあり、人に興味を持つ社員さんが集まってきていると考えています。
エンジニアのイメージ
パーソルキャリアで働くエンジニアは、しっかりとした方が多いです。
dodaは長年続く大きな事業であるため、巨大なプロダクトを休むことなく稼働し続ける必要があるため、ある程度の技術力を持つ必要があると言えます。
また、パーソルキャリアでは、新規事業立案を積極的に行っており、エンジニアであってもビジネスサイドに関わることが可能になっています。
そのため、技術一筋という方もいますが、ビジネスサイドにも知見のあるエンジニアが多いです。
新卒で求められる技術力
パーソルキャリアに新卒で入社するためには、ある程度の技術力は必要です。
しかし、必ずしもエンジニアとしての実績が必要であるわけではなく、技術に対しての意欲をしっかりと持っているかが重要となってきます。
プログラミングが好きで、人材業界に興味を持っている学生さんにはとてもおすすめの会社なので、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
初任給
パーソルキャリアでは、給料は一律ではなく1人1人のスキルなどを考慮してオファー額が決められます。
新卒サイトでは、オファー額は350万~550万でした。
スキルが高ければ、新卒でもかなり高い給与を提示されることもあるようです。
一般的な会社と比べると良いですが、他のベンチャー企業に比べると少し見劣りするかもしれません。
他のベンチャー企業のお給料が気になる方は、こちらもご覧ください。
マイナス面
筆者が思うパーソルキャリアのマイナス面に関してぶっちゃけたところを2点お話します。
dodaに頼っている
パーソルキャリアは、「an」や「マイポテ」など数多くのサービスを運用していましたが、多くのサービスをクローズしています。
dodaは変わらず一定のシェアを獲得していますが、逆にいうとdoda以外の事業を確立できていないとも言えます。
dodaという巨大プロダクトのデータや実績を用いて様々な新規事業が考案されていますが、主力事業になるような事業はまだ出てきていないと言えます。
リクルートの存在
人材業界の企業といえばリクルートを思い浮かべる方が多いと思います。
パーソルキャリアは業界2位という立場で多くの収益をあげていますが、今後リクルートを超えることができるかと言うと疑問が残ります。
業界1位だから良い、2位だから悪いということでは全くないですが、パーソルキャリアがリクルートを追うフォロワーであるという関係性は今後も変わりにくいということを認識しておく必要はありそうです。
さいごに
パーソルキャリアについてご紹介しました。
エンジニアとして、技術だけでなくビジネス面でも大きく成長できる環境であると言えます。
人材業界のなかで人気の企業ですが、積極的にエントリーしてみることをおすすめします。
他にも企業分析をして欲しい企業があればコメントで教えてくださいね!
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