企業分析 ~リクルート~

はじめに

就活生
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リクルートの企業分析をしたい…

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エンジニアから見たリクルートってどうなんだろう…

好評をいただいている企業分析シリーズで、今回はリクルートのご紹介をします。

就活生に常に人気の高いリクルートですが、リクナビやゼクシィ、ホットペッパーやSUUMOなど多岐に渡った事業展開をしています。

そんなリクルートの、

  • 新卒で求められる技術力
  • エンジニアのイメージ

などを、エンジニア視点からご紹介します。

企業分析

基本情報

株式会社リクルートは、1987年に創業された会社です。

峰岸真澄さんが現在社長を務められています。

リクルートグループでは、株式会社リクルートの他にIndeed Japan 株式会社や株式会社リクルートマネジメントソリューションズなどのグループ会社でも新卒採用を行っています。

今回の記事では、株式会社リクルートに絞って紹介をしていきます。

IR情報

リクルートのIR情報は、こちらからチェックすることができます。

IR情報とは、主に投資家向けに発表されている情報ですが、誰でも閲覧することができます。

一度目を通しておくと良いかもしれません。

事業に関して

リクルートは、本当に幅の広い事業展開を行っています。

リクルートグループでは、事業は3つにカテゴライズされます。

HRテクノロジーSBU

個人ユーザの求職活動を手助けする事業です。IndeedとGlassdoorという海外から買収した2つの事業によって構成されており、日本だけでなく世界60カ国以上で展開されています。

メディア&ソリューションSBU

一番馴染みの深いカテゴリーがこのメディア&ソリューションだと言って良いでしょう。

株式会社リクルートでの仕事は主にこのカテゴリーになります。

  • SUUMO
  • ホットペッパー
  • ゼクシィ
  • じゃらん
  • カーセンサー
  • スタディサプリ
  • AirPay
  • リクナビ

などなど、オンラインプラットフォームの運営などを通じた広告ビジネスを展開しています。

人材派遣SBU

世界各国で展開している総合的な人材派遣サービス事業がカテゴライズされます。

国内だけでなく、北米・欧州・豪州でも広く展開されています。

企業ビジョン

リクルートの基本理念は、以下です。

私たちは、新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、
一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。

また、株式会社はリクルートグループの掲げるVision,Mission,Valueを大事にしています。

こちらのページで確認することができるので、面接前やESを書く際に、チェックしておくと良いでしょう。

筆者の思うリクルート

ここまで、リクルートの基本情報をご紹介しました。

ここからは、筆者がリクルートをどのように捉えているかをご紹介します。

あくまで個人の感想ですので、参考程度にお読みください。

企業全体として

リクルートは、大企業と言っても良いくらい大規模な会社であり、なおかつ歴史も古いです。

しかし、ベンチャーマインドも残っており、いいとこ取りをできると言ってよいでしょう。

このような制度もあることから、全社員が裁量権を持ってチャレンジしやすい環境であることが伺えますね。

実際に社員さんから以下の良いところを挙げていただきました。

役職に差はあっても社員同志の意見に上も下もなく、どんな意見でもしっかりと伝えることができる

ボトムアップの文化がしっかり根付いているとのことで、とても働きやすそうなことがわかります。

また、既存事業だけでなく積極的な事業買収などにより、企業として成長し続けています。

企業の将来性としてはとても安心できると言えます。

社員のイメージ

リクルートで働いている社員さんは、総じて優秀です。

エンジニアもビジネスサイドも、論理的に物事を考えている人が多いです.

また、リクルートの面接プロセスの一環として、自分の人生を振り返りながら、性格を深掘りされる面接があります。

この面接で落ちる就活生も多く、面接を通過して働いている方は、しっかりとリクルートのビジョンに合った人たちと言えます。

エンジニアのイメージ

株式会社リクルートでは、理系向けの職種としてエンジニアとデータスペシャリストの2つがあります。

どちらの職種に対しても言えますが、エンジニアとしての技術力は高いです。

Node.jsで有名な古川さんが在籍していたり、レベルが高いことが伺えます。

また、ひたすらに技術が好きな人はあまり多くなく、ビジネス面にも積極的に関与していくよう社員が多いです。

リクルートには新規事業もありますが、すでに完成された多くの事業があるため、プロダクトのグロースを見据えることのできるエンジニアやデータスペシャリストが集まっていると言って良いでしょう。

新卒に求められる技術力

リクルートに新卒で入社するためには、ある程度の技術力が必要となります。

エンジニア職では、エンジニアとの技術面接が課されます。

また、データスペシャリスト職では、論文執筆経験やデータ解析経験をESで書く必要があるため、未経験の初心者には少し厳しいです。

ですが、技術力が全てというわけではありません。

ある程度の技術やスキルがあることを示すことができれば、その後はカルチャーマッチなどが採用において重要視されます。

自己分析を面接前にしっかりと行っておくと良いでしょう。

初任給

株式会社リクルートの1年目の年収は、約500万円です。

あくまで1年目ですので、会社により昇給の仕方などは違いますが、他のメガベンチャーに比べると特別多いというわけではなさそうですね。

他のメガベンチャーのお給料が気になる方は、こちらもチェックしてみてください。

マイナス面

ここまで、リクルートの紹介やエンジニアのレベルなどについてご紹介しました。

ここからは、リクルートのマイナス面を2点お話しします。

本選考の時期

正直なところマイナス面はあまりありませんが、本選考の遅さはマイナス面と言って良いでしょう。

近年メガベンチャーや外資IT企業では、本選考の時期がどんどん早まっており、学部3年や修士1年の12月までに内定が出ることも珍しく無くなってきました。

学部3年や修士1年の3月になると次の学年のインターン情報などが出ることも多くなってきています。

そんな中、リクルートの本選考は4月頃から始まり、内定が出るのはおよそ6月です。

インターンに参加することで、本選考の時期を早めてもらえるケースもあるようですが、とは言っても他の企業に比べると圧倒的に遅いです。

1月や2月に複数の内定を獲得すると、その後就活を6月まで続ける気持ちが薄れる学生もいるようです。

仕事の進むスピード

リクルートは、いまや大企業です。

そのため、少人数のベンチャーのように意思決定がスムーズに進んでいくということはあまりないようです。

大企業でプロジェクトを進めていく上では欠かせない工数の見積もりや、起案などをしっかり行う必要があるため、それを面倒なプロセスと感じている社員も少なくないようです。

企業規模を考えるとしょうがないですし、リスク管理がしっかりしているとも言えますが、ベンチャーのスピード感を求めてリクルートに入社をすると、少しギャップを感じるかもしれませんので注意が必要です。

さいごに

株式会社リクルートについてご紹介しました。

マイナス面もお伝えしましたが、それを考慮してもチャレンジする価値のある会社だと思っています。

個人的には、採用プロセスで自分の人生や物事の考え方を深堀りされる面接がありますが、その面接にはとても大きな価値があるので皆さんに受けていただきたいくらいです(笑)

プロダクトをしっかりと考えつつ技術力をあげるにはとても良い会社なので、是非チャレンジしてみてください。

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