はじめに
デロイトやPwc、アクセンチュアなどの外資系コンサルティングファーム。
就活生にも常に人気企業であり、多くの学生が志望していますね。
理系院生の学生の中でも、志望業界の1つにコンサルを入れている学生も多いと思います。
今回は、特にITを志望している学生さんのために、外資コンサルという選択肢を紹介しつつ、IT企業とのキャリアパスの違いなどを解説していきます。
(筆者自身も外資コンサルから内定を獲得していますし、複数の外資コンサルから内定を獲得した友人の意見も踏まえつつの記事になります。)
外資コンサルとは
今回の記事では、主に総合コンサルと呼ばれる会社についてお話ししていきます。
具体的には、
- デロイトトーマツ
- pwc
- KPMG
- EY
- アクセンチュア
これらの会社でテクノロジーコンサルタントやデジタルコンサルタントとして働きたいという学生さんに向けてお話をします。
業務としては業務改善を行ったりアプリを制作したりと、多岐に渡ります。
また、企画から運用までを一気通貫で行うことも多く、上流から下流まで、幅広く仕事が存在しています。
エンジニアの仕事
テクノロジーコンサルタントと呼ばれる職種の方達の仕事について詳しくお話ししていきます。
仕事としては、ビジネス寄りとエンジニア寄りの2パターンに分けることができます。
ビジネス寄り
実際にクライアントへのヒアリングを頻繁に行い、仕様を提案したり機能についての相談を行う
エンジニア寄り
クライアントの要求するプロダクトを実現させるためのアークテクチャや技術選定を行う。
実際にコーディングまで行うこともある。
もちろん会社によって異なるので、あくまで参考程度にお考えください。
(アクセンチュアではソリューションエンジニアと呼ばれるコーディングのみを行う職種も存在しています)
メリット
外資コンサルでエンジニアとして働くメリットをお伝えします。
給料が良い
まずひとつとして、日系企業のメーカーなどに比べると1年目からもらえるお給料が良いです。
会社によりますが、500-600万程度もらえることができます。
一般的な大卒だと300万円程度なので、多いことがよくわかります。
一方でGAFAなどに比べると、少し劣るというのも事実です。
規模の大きな仕事ができる
外資コンサルは、会社の規模が大きいので、規模の大きいプロジェクトに関わりやすいです。
会社によって、どのような業種のプロジェクトが多いかが異なってくるので、しっかりと調べておくと良いでしょう。
キャリアの幅が広い
ファーストキャリアで外資コンサルを選ぶことで、その後のキャリアの幅はある程度広がると言えます。
プロジェクトを経験し、仕様策定からコーディングまで幅広く関わることができるようになると、独立をする社員も多くいます。
また、様々な業種のプロジェクトに関わることで、幅広い業種にコネクションを持つこともできるため、独立や転職にも有利に働くと言えます。
グローバルな環境で働ける
外資系企業では、英語を使って仕事をすることがあったりするため、日系企業に比べるとグローバルな環境であると言えます。
しかし、上で挙げた外資コンサルは世界中に支店を持ち、海外のプロジェクトはその国の支店が行うことが多いため、世界中を飛び回り英語で仕事をするということは案外少ないというのも事実です。
デメリット
ファーストキャリアで外資コンサルで働くことにはデメリットも存在します。
プロジェクトによっては力がつかない
外資コンサルやSIerと呼ばれる企業では、内定を獲得したときにはどんな仕事を任されるか決まっておらず、入社後に決まることがほとんどです。
そのため、興味のないプロジェクトにアサインされてしまうという可能性があります。
(一般的に配属ガチャなどとも呼ばれます)
いろいろな業種を体験できるというメリットの裏返しではありますが、明確に関わりたい業界がある学生にとっては、遠回りな選択肢になるかもしれません。
扱う技術が古い可能性
外資コンサルやSIerでは、社内に溜まっているノウハウを有効活用するために、よく用いられている技術を再利用するということがよくあります。
そのため、自由に新しい技術を使ってみるということはとても難しいです。
最新の技術をキャッチアップし続けて、最新の技術を使い続けたいという学生にも外資コンサルは選択肢としては向いていないかもしれません。
勤務時間の長さ
外資コンサルでは基本的にクライアントから仕事を受注するため、納期というものがあります。
納期に間に合わせるために必死に働くため、夜遅くまで働いたり土日も働いたりする場合もあります。
ワークライフバランスを大切にしたい!という学生にも不向きだと言えます。
まとめ
外資コンサルでエンジニアとして働くということについてお話ししました。
メリットデメリットがあるので、一概には言えないですが、筆者は個人的には外資コンサルを選ぶことはとても良い選択肢だと考えています。
もちろん就活生からとても人気なので内定を獲得することは簡単ではないですが、もし少しでも興味があればチャレンジしてみることをおすすめします。
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